
AWSの運用方法は、CTC教育サービスの研修で習得できます。
CTC教育サービスは「AWS認定トレーニングパートナー」にもなっているため、利用してみるといいでしょう。また、レベルに合わせた指導を受けることができるため、コースの内容を理解することが大切です。
これから、CTC教育サービスの特徴や受講方法・コース内容についてご紹介しますので、参考にしてみてください。
AWSとCTC教育サービスとは?
AWSとは「Amazon Web Services」のことで、クラウドサービスとしてストレージやデータベースだけでなく、分析やネットワーキング・開発者用のツール・セキュリティ・IoTなどを提供しています。
世界中で利用されているため、適切な利用をすれば、ビジネスに大きく活用できるクラウドサービスです。よって、AWSの運用方法を理解することは大切でしょう。AWSの運用を指導するサービスとして、「CTC教育サービス」があります。
AWS認定トレーニングパートナーとして、専用の資格を持った講師による指導が特徴です。CTC教育サービスのメリットは、AWSが指定した演習環境を設けていることです。
クイックラボという演習場があり、実際のサービスを体験できます。また、一社向け研修も行っていることが特徴です。エンジニアを育てるため、専用会場や企業に出向き、入門レベルから実務レベルまでを指導しています。
CTC教育サービスのAWSトレーニングを受講する方法とは?
CTC教育サービスのAWSトレーニングを受ける時には、あらかじめアカウント登録をします。登録するのは「演習環境アクセス用アカウント」「電子テキスト参照用アカウント」の2つです。登録する時には個人的なメールアドレスにし、共有メールアドレスは避けましょう。
メールアドレスでアカウントの認証をするため、同じメールアドレスを利用している人がいると、受講が受けられないなどのトラブルが発生する可能性もあります。電子テキスト参照用アカウントでは、「Gilmore社」が提供する「BookShelf」で配布するため、Bookshelfのサイトでアカウントを生成することが必要です。
その後、トレーニング初日に配布されるライセンスコードとアカウントを紐づけます。
コース1「AWS Technical Essentials 1」は入門者に最適!
「AWS Technical Essentials 1」はこれからAWSを使い始める人に向いているコースで、基本的な内容を1日間で習得します。まずは製品やサービスの概要から紹介し、その後にソリューションなどを説明していることが特徴です。
それぞれのビジネス要件に応じたITソリューションが分かり、どのサービスを使えばいいのかまで把握できます。このコース修了で得られる知識は、「データセンター設計の基礎」「AWSプラットフォームの概要と用語」「AWSマネジメントコンソールの操作方法」「AWSセキュリティ」「データベースや管理ツール」についてです。
受講対象者になっているのは、「これからAWSを始める人」「AWSサービスを顧客に説明する人」「AWSに関心がある人」になります。ただし、一般的なWebシステムの構築方法や運用方法を知っていることが前提です。
これらの基礎情報を知っていると想定して講義は進むため、事前の経験や勉強が必要でしょう。また、リレーショナルデータベース管理システムにおける知識も必要とされています。
コース2「AWS Technical Essentials 2」は実際に体験して習得できる!
「AWS Technical Essentials 2」は1日演習になっていて、AWS Technical Essentials 1で学んだ知識を実際に体験します。
AWSのシステム構築や運用をクイックラボなどの演習場で実践し、能力を身に付けられることが特徴です。このコースは、AWS Technical Essentials 1で得た座学での知識を実践するため、1と2を続けて受講することが推奨されています。
コース修了で得られる知識は、「AWSのコアサービスを使ったWebシステム構築」「Webシステムの性能増強・性能監視・ログ収集」「リカバリやバックアップ方法」などです。
AWS Technical Essentials 2はAWSを使用する技術者やシステム運用管理者・開発者・ソリューションアーキテクトを対象にしています。よって、大まかなAWSやWebシステム構築に関する知識が必要でしょう。
事前に知っておくといい知識とは、AWS Technical Essentials 1で学べる内容やリレーショナルデータベース管理システム・Linux OSやUNIX OSの知識や導入経験などです。クラスルームトレーニングやラボ演習があるため、ラボを利用できるアカウントの取得をしておきましょう。
コース3「Architecting on AWS」ではITインフラストラクチャなどが学べる!
「Architecting on AWS」のコースでは、AWSにおける「ITインフラストラクチャ構築」の基礎知識を学べます。AWSの各サービスで、クラウドベースの適合するソリューションを理解し、クラウドの最適化を学ぶことが目的です。
このコースは3日間かけて座学と演習を行っています。1日目はAWSの基礎知識や環境設計・可用性向上を習得し、2日目ではインフラストラクチャごとに既存アプリケーションの移行・自動化・新しい環境構築までできるのが目標です。
そして、3日目にトラブルシューティングとして、設計のフレームワークや修正・導入事例の紹介をしています。Architecting on AWSの対象者はAWSのシステム設計をする人やアーキテクトです。また、リファレンスアーキテクチャとクラウドインフラストラクチャの設計をする人も対象になっています。
できるだけAWS Technical Essentials 1と2で習得できる内容を理解していることが前提で、1と2に続けて受講するといいでしょう。受講する前提知識として、ネットワーキングの基礎や多層アーキテクチャの知識・クラウドコンピューターの知識が必要です。
コース4「Systems Operations on AWS」はクラウドサービスを習得できる!
「Systems Operations on AWS」のコースでは、クラウドサービスに関連する上級者向けの講義と演習をしています。主に開発や運用をする人・システム管理者が対象です。AWSのシステムを運用する方法だけでなく、構成管理や特定機能・ツールなどを学べます。
講習は3日間あり、クラスルームトレーニングとラボでの演習をしていることが特徴です。1日目はAWSのシステムオペレーションについての概要を学び、クラウドに関係するコンピューティングやネットワーキングができるようにします。
2日目では、クラウドのアーカイブとストレージ・モニタリング・リソース消費の管理を習得することが可能です。3日目はクラウドの構成管理とデプロイ作成・自動化を学びます。Systems Operations on AWSを受講する場合、システム管理やソフトウェア開発の経験があるといいでしょう。
経験が少ない場合は、事前にAWS Technical Essentials1と2の修了または同等の知識習得が必要になります。また、ネットワーキングプロトコルに関する知識も必要です。これらの知識がないままで受講すると、講義内容を理解しにくくなります。
参考資料...aws保守
CloudCREW … AWS監視・運用 マネージドクラウド | CloudCREW | GMOクラウド株式会社